小竹貴子さん クックパッド編集長 石川県出身

たくさんの人からの「おいしい」の  声を集めて、お料理をもっと楽しく!
料理をもっと楽しくしたいから、 主役はすべてユーザーさん。

 クックパッドとの出会いは、私が広告のWebプロデューサーとして仕事をしていた頃。「コイン」という前身の会社で、ほんの数人で奮闘していた社長に誘われたのがきっかけでした。広告は、どんなにいいサイトもつくっては壊すことの繰り返し。それよりも、じっくりと取り組めるサイトをつくりたいな、と思っていたところだったんです。料理は好きだしWebの知識もある、広告も知っている、ということで、会社としても私のノウハウを活かせる場があったということでしょうね。
 クックパッドは、「ユーザーさんが料理が楽しくなる場」をつくるサイトです。あくまでも主役はユーザーさんで、クックパッドは黒子の役割。だから、投稿されるレシピもタイトル・材料・手順とそのレシピの“生い立ち”がそろっていれば、私たちが手を加えることはありません。レシピを投稿する人もしない人も、人のレシピで新しい味にチャレンジしたり、気に入ったレシピを「MYフォルダ」に入れていつでも見ることができるんです。私たちスタッフも家や会社でしょっちゅう参考にさせてもらっています。仕事中に晩ご飯のレシピを検索していたって、仕事だか何だかわからないから誰にも文句を言われない。楽しい仕事でしょ(笑)。

お料理ってすごくクリエイティブ。 喜んでもらうと、もっとがんばっちゃう。

 私、20代で東京に出てくるまでは、まったく料理をしたことがなかったんですよ。でも、ほかにすることもないし毎日作っていたら、急速にハマっていって…。それまでやっていなかったのがかえって良かったのかもしれません(笑)。食べてくれる人がいて、おいしいって言ってもらえる。なんだか自分が認められたような気がして、とてもうれしかった。昔から編み物やパッチワーク、陶芸なんかが好きで、広く浅くやっていたんですけど、実は料理もやってみるとすごくクリエイティブじゃないかって気づいたんです。そう考えると、朝昼晩と一日に3回もモノづくりができるわけだから、幸せなことですよね! で、楽しくなると幅も広がるし、料理を通じてお友だちも増える。それからですね、ホームパーティをしたり、お友だちの家に手作りのお菓子を持っていったり。手作りって、どんな有名なお店のお菓子を持っていくよりずっと喜んでもらえるんですよ! 喜ばれると「じゃあ次も」って、またがんばって作っちゃう。基本的に褒めてもらうのがうれしい人なので(笑)。
 クックパッドには「つくれぽ」というコーナーがあって、掲載されているレシピで実際に作った人が「おいしかったよ」とか「私はこうアレンジしてみました」とか、コメントと写真をそこに載せるんです。作った人も自分なりのアレンジを紹介できるし、レシピを発信した人は自分のレシピを「おいしい」と言ってもらえる。それでまた、新しいレシピを考えたり毎日のお料理が楽しくなったらいいな、と思うんです。

おいしいもの満載の金沢が大好き。 実家では料理はしません(笑)。

 金沢の実家へは年に5回くらい帰っています。緑が多くてのどかだし、何年か前に「金沢21世紀美術館」ができてからはアカデミックなイベントも増えていろいろ楽しめるし。それに何より、海の物も山の物もおいしいのがうれしいですね。子どもの頃は父に連れられてよくキノコ狩りなんかに行きました。でも、出かけるのは必ず夜なんですよ。人を誘うときはわざわざ遠回りして場所がわからないように歩いたり…。家族以外には知られたくない、ヒミツの穴場があったみたい。他の人もみんなそういう場所をキープしていたんだと思うけど(笑)。実家で料理? それが全然しないんですよ。母は「クックパッドの小竹貴子は実は別人なんじゃないか」と疑っているほどです(笑)。
 主人も同じ金沢出身。同郷なので子ども時代の話も合うし、和みますね。釣りが趣味で、最近は自分で釣った魚をさばいたり、よく料理をしてくれるんですよ。今年都内へ引っ越す予定ですが、今の住まいは湘南。残りわずかな湘南ライフを満喫しようと、出勤前の朝4時から7時半まで釣りに行ったりしています。信じられないですよね(笑)。

クックパッドの広告塔ですか? とお聞きしたら「とんでもない」と謙遜する小竹さんですが、そのほわほわとした笑顔とテキパキとした言動でマスコミ取材も続々だとか。誰よりもご自身が料理を楽しむ様子が、クックパッドの魅力を一番に伝えているのだと感じました。

PROFILE
こたけ たかこ
1972年石川県金沢市生まれ。関西学院大学社会学部卒。(株)博報堂アイ・スタジオで大手企業の広告サイトを制作するWebプロデューサーとして活躍後、'03年、クックパッド(株)の前身である(有)コインに参加。広告営業、制作プロデューサーを経て'06年より編集長。

新たなサービスをユーザーさんと一緒に試し、育てていく「クックパッドラボ」や、携帯サイトの「モバれぴ」も発信。もっと多くのユーザーさんと、もっとたくさんの「料理を楽しくする」工夫を続けています。

クックパッドホームページ:http://cookpad.com/

取材こぼれ話
 会社にお邪魔すると、まず目の前に広がるのはキッチンを備えたオープンスペース。真ん中には、大きなアイランド型の作業テーブルもあります。「うちの会社には『まかない制度』というのがあって、お昼を自分たちで作って食べるんです。全員が料理ができるわけではありませんが、なんとなく作って食べる人と、食べて片づける人に分かれて。会社のX'masパーティなんかもここでやりますね。外に食べに行くと高くつくでしょう(笑)」。ディスプレイのように並べられた駄菓子は、「社長が自分で買ってきては補充しています。自分ではあまり食べないのにね(笑)」。
 アルバイトや派遣社員を含めて30名弱のスタッフの中から挙がる「こんなことやってみたい」という声も大歓迎だとか。「まずは人(スタッフ)ありき。その人が何をやりたいのか、から始まるサービスも多いんですよ」。『料理を楽しくする』というシンプルなポリシーが、Webサイトも社内も楽しくしているようです。

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北陸電力(株)地域広報部「小竹貴子さんのプレゼント」係

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